省スペースでムラなく作れるジップロックでおいしい梅干しの簡単な作り方
梅干しに興味があり、自分好みの梅干しを食べたいほど梅干し好きな方はご自宅で梅干し作りを始める方もいらっしゃると思います。
今年はコロナで自宅で過ごす時間が多くなったから梅干し作りにチャレンジする機会が出来たのも大きいでしょう。
しかし、なんとなく大変そうでハードルが高いと思っている方も多いのではないでしょうか。
「調味液に梅干しを漬ける際に重石や瓶がなくて作れない…」
「材料を揃えるのが大変…」
「1㎏など大量には必要ないけど、少量なら作りたい」
「手間をかける時間がない」「バケツを置く場所がない」など。
しかし、実は手作り梅干し作りはそれらがなくても、身近な”ジップロック”と”水の入ったビニール袋”でお手軽に作れるんです!
瓶で作るより、ジップロックを使う方が梅干しが液に浸かりやすいのでムラが出にくくなります。
自分で作れるようになると生活の楽しみが1つ増えますよ。
今回はジップロックで梅干しを作る際のポイントをご紹介します。
目次
ジップロックで梅干しを作るメリット
まずジップロックで梅干しを作る際のメリットからご紹介します。
ジップロックで梅干しを作るなら少量で作成可能
梅干しを作る際に大量に作りすぎてしまうと保存が大変…。そんな時こそジップロックで作るのがおすすめです。
最初にジップロックに入る分だけ用意して漬ければ少量だけ漬けることが可能です。
しっかり密封されて空気が入らない他、梅酢を調整しやすい
保存容器に入れて塩漬けにする際に蓋の開閉が容易な容器の場合は空気が入る可能性がありますが、ジップロックですとしっかり密封しやすい他、外側から揉んで梅酢や塩をムラなくまんべんなく馴染ませることが出来ます。
漬けている間に混ぜた方がより味のムラがなくなりますので非常に大きいメリットですね。
場所を取らない
瓶やホーロー容器ですと場所を取りますが、ジップロックは比較的場所を取らないのでスペースが限られている場所でも保存しておくことが出来ます。
密封しやすく間口が広い
ジッパーで簡単に密封できるので空気に触れることを防ぎます。
また、瓶によっては間口が狭くて作りにくいことがあります。ジップロックなら間口が広いためその心配はありません。
ジップロックで梅干しを作るデメリット
ジップロックの繰り返し使用は非推奨
漬ける都合上ジップロックの袋に色と匂いが移ってしまうため、繰り返し使うことはなるべく避けた方が無難です。
ジップロックから梅液が漏れる時がある
漬けやすく便利なジップロックですが、まれにジップロックから漏れる可能性も無きにしも非ずです。
万が一に備えて大きめの容器に入れるとより安心です。
ジップロックで作るしそ梅干し
作る際はあらかじめ道具を良く洗い、ジップロック以外の道具を熱湯とアルコールで消毒してから使用しましょう。
重石を使用しない場合は袋を二重にして中に水を入れたもので代用が出来ます。
材料を揃える
以下の全ての材料を用意します。
- 完熟梅
- 粗塩
- 焼酎
- 赤紫蘇
- 粗塩
- 梅酢
- ジップロック(二重にしたもの)
- 竹串
- 重り(重石か、水が入った二重にしたビニール袋)
- 盆ザル
- 布巾
- 消毒用のアルコール
- ボウル
ジップロックで作る梅干しの手順
以下手順に従って作成します。
ジップロックは③④⑧番で使用します。
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- 梅を選別して水洗い
ボウルの中で傷つけないようにやさしく洗いながらヘタは抜いておきます。
水気があるとカビの原因になるため、洗った後は残りがないようしっかりと水気をふき取りましょう。
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- 下準備として梅の焼酎を吹きかける
度数の高い焼酎を吹きかけることで梅の消毒の効果があります。
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- 梅を塩漬けにする
ジップロックの中に梅と塩を入れて2枚重ねにしたビニール袋を梅に満遍なく重みが掛かるように容器の中に広げて並べ、容器のふち辺りまで袋の中に水を注ぎましょう。(水重石)
ビニール袋がない場合は、中蓋(落し蓋)をしてから梅の2倍ほどの重さがある重石などを乗せます。中蓋もない場合は、大き目で平らなお皿でも代用が可能です。
両方ある場合は水重石の方がおすすめです。
水重石は比重が梅酢より軽いので漬け梅の水が上がってくると梅酢の上にちょうど浮くため、漬けた梅が押しつぶされずに柔らかく漬け上がります。
時期の関係で完熟梅が手に入らず青梅を使用する場合は、重石の重量を調節する必要があります。青梅は完熟梅よりも硬さがあるため、より重い重石を使用しなければなりません。重量の目安は、完熟梅に使用する重石の1.5倍ほどです。ビニール袋に入れる水の量を増やすなどして調節してください。
この時に空気が入るとカビやすくなるため、コツとしてジッパーをして少し開けたところにストローを刺して空気を吸うと取りやすくなります。
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- 梅酢が上がってから保管する
変化を防ぐため冷暗所で保存。梅酢の上がりが遅い場合は、重石か代わりになる袋内の水の重量を増やしましょう。20%の塩水を足す方法でも梅酢の上がりを早めることが可能です。
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- 赤紫蘇の下処理を行う
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- 赤紫蘇を梅の塩漬けに加える
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- 天気のよい晴天の日に3日間天日干しをする(土用干し)
梅雨の時期だと3日間連続で干すのは難しいかもしれませんが、美味しい梅干しを作るための我慢です!
また夜露に当てると良いと言われていますが、根拠としては夜露がつくほど気温が下がる夜も干すことで、日中の高い温度と乾燥、夜間・明け方の低い温度・湿気を交互に繰り返すことで梅がしっとり柔らかくなるという意味です。
しかし、都会では夜はじめじめべとべとしやすい夜の空気なので、部屋に入れても構いません。
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- 梅干しを保存する
干した後に完成です。変化を防ぐため冷暗所や冷蔵庫で保存。ジップロック以外にもビンやホーロー容器でも保存できますが、金属やプラスチックでできた容器は酸や塩分に弱いため使用は避けてください。
詳細手順は以下で確認できます◎
ジップロックで作るはちみつ梅
こちらも同じく作る際はあらかじめ道具を良く洗い、ジップロック以外の道具を熱湯とアルコールで消毒してから清潔な状態で使用しましょう。
材料を揃える
以下の全ての材料を用意します。
上記の紫蘇梅干しの材料の赤紫蘇がはちみつに変わり、粗塩と梅酢が氷砂糖に変わります。
- 完熟梅
- 粗塩
- 焼酎
- はちみつ
- 氷砂糖
- 保存用の容器(蓋つきの瓶やジップロックなど)
- 竹串
- 重り(重石か、水が入った二重にしたビニール袋)
- 盆 ざる
- 布巾
- 消毒用のアルコール
ジップロックで作る梅干しの手順
以下手順に従って作成します。
ジップロックを使用する際は ②③番で使用します。
同じくこちらも重石を使用しない場合は袋を二重にして中に水を入れたもので代用が出来ます。
- 梅を下処理する
- 梅に塩とハチミツをかけて漬ける
口当たりが優しく、まろやかな口当たりになります。 - 梅酢が上がったら氷砂糖を入れる
ここで普通の砂糖ではなく、氷砂糖を入れることでゆっくりと溶けて甘さが引き立つだけでなく、酸っぱさを和らげる効果があります。 - 3日連続で天日干しする
詳細手順は以下で確認できます◎
五代庵の梅干しとポイント紹介
今回はご自宅でジップロックで作る梅干し作りの方法をご紹介しましたが、創業185年以上の五代庵では丹精込めた原材料・製法にこだわった梅干しを販売しています。
和歌山産の紀州南高梅のA級品のみを使った梅干しを使用し、30~40日間の間に複数回調味液に漬けております。
皮は薄く果肉は厚く、調味液が種まで染み込んでいるので単純な酸っぱさ・甘さではない、複雑でコクのあるまろやかな梅干しの味を実感して頂けます。
配送先1件につき、お買上げ金額が6,480円(税込)以上の場合は送料無料でお届けいたします。
しそ漬け梅干し
真っ白なごはんに合う梅干しです。爽やかなしその香りと風味と適度な酸味で食欲が落ちている際でも箸が進みます。
食べ方はお弁当のおかずや、おにぎりはもちろん、レンコンはさみ揚げやパスタ料理に使用しても美味しい酸っぱさです。
シンプルゆえに材料にはこだわり、梅、食塩、しそ、リンゴ酢、しそエキス、トレハロース、酒精、酸味料、野菜色素、シソ抽出物以外のみで作られています。
しそ漬け梅干し
紀州五代梅
常にランキングでも上位に入る五代庵一番人気の五代梅(はちみつ梅)。こだわりの三度漬けで果肉だけでなく、種までおいしく頂ける梅干しです。
本みりん・蜂蜜・リンゴ酢を使って層のあるまろやかな味わいに仕上げておりますのでお菓子代わりにも最適です。
酸っぱいものが苦手な方にもご好評です。
お試しセット
ご自宅用限定ですが、五代庵の人気梅干し(紀州五代梅、はちみつ梅うすしお味・しそ漬け・こんぶ梅)4種類を一度に楽しめるお得なセットです。
ご自宅で梅干しを漬ける際の味の参考にしてみてください。
ジップロックで作る梅干しまとめ
ここまでいかがでしたでしょうか?
梅干し作りに正解はないので、上記の作り方はあくまで目安として、慣れてきたらご自身でアレンジを加えて楽しむのもいいですね。
自分だけのお好みの梅干しを作ってみてください。
ジップロックは他にも梅シロップや梅ジュース、梅ジャムも作れるので、一度覚えておくとレシピの幅も広がりますよ♪
サラダや酢の物にもぴったり
五代庵では梅干しの作り方以外に梅干しを使ったレシピ情報ページを公開しております。
写真付きで一覧でご覧いただけるので実際のイメージもしやすいです。
是非毎日の料理に梅干しを取り入れて疲れにくい体づくりや夏バテ防止したい方をサポートします。