大人向けスイーツ「梅酒ゼリー」を手軽に作って楽しむ
自宅や職場で過ごすリラックスタイムに欠かせないものに、スイーツをあげる方も多いことでしょう。
専門店やコンビニでスイーツを選ぶのも楽しいですが、お酒をあしらった大人スイーツをおうちで作ってみるのもオススメです。
今回は、料理との相性がよく、五代庵でもおなじみの「梅酒」を使った大人向けスイーツ、梅酒ゼリーについてお伝えします。
目次
優しい甘さの大人向け梅酒ゼリー
梅酒ゼリーはその名の通り、梅酒を使って作るゼリーのことです。
スーパーやコンビニではあまり目にする機会がなく、食べたことがない方もいらっしゃるかもしれませんね。
梅酒ゼリーはフルーツゼリーなどと比べると、梅酒のさわやかな甘みを感じる、いわば大人向けの味わい。
普段甘いものを食べない方でも梅酒が好きであれば口にしやすく、さっぱりとした味わいは一度食べたらはまってしまうスイーツといえます。
梅酒ゼリーを簡単手作り
スーパーなどの身近な店舗ではなかなか見かけない梅酒ゼリーですが、実は手作りならすぐに揃う普段使いの材料で簡単に作ることができます。
これからご紹介する材料で、おうち時間に一度作ってみませんか?
スーパーにある材料でお手軽に
梅酒ゼリー作りに必要な材料はたったの4つです。
それぞれについてご紹介していきましょう。
梅酒
まずは主役の梅酒です。
日ごろ足を運ぶスーパーやコンビニで手に入れられるお手軽なものでもおいしく作ることが出来ますが、風味豊かな専門店の梅酒を使えば、ゼリーの味わいもグレードアップすることでしょう。
五代庵では、さまざまなテイストの梅酒を取り扱っているので、ぜひご覧ください。
ゼリー作りには、飲み残しの梅酒を使ってもOKです。
決まったルールはないので、自分好みの梅酒をご用意ください。
凝固剤(ゼラチン・アガー・寒天)
梅酒をゼリーにするためには、固める役割(凝固剤)としてゼラチン・アガー・寒天のいずれかひとつが必要です。
それぞれ、パッケージなどに記載されている基本の分量でゼリーを作ったときに、仕上がりの特徴があるのでご紹介します。
好みのものを選びましょう。
-
- ゼラチン
ゼリーを手作りするときに、定番なのがゼラチンです。
ゼラチンはコラーゲンが主成分の食品で、製菓用品コーナーがある店舗なら基本置いています。
100円均一の食品コーナーでも手に入れることができる、手軽に使えるアイテムです。
ゼリーの仕上がりはプルプルで、程よい弾力。
いわゆる「市販ゼリー」の食感に一番近く仕上がります。
あの食感が好みの方は、ゼラチンを使っていきましょう。
-
- アガー
お菓子作りをあまりしたことがない方には、なじみの薄いアガーですが、こちらもゼリー作りでは定番のアイテムです。
アガーは海藻やマメ科の植物の種子から抽出された成分を混ぜて作られる食品です。
スーパーでは見かけないという場合は、製菓に強いお店で手に入れましょう。
アガーはゼラチンに比べやわらかい食感に仕上がるため、水分量が多めの、やわらかいゼリーを作るのに向いています。
透明度はゼラチンや寒天と比べて抜群によいので、さわやかな見た目に仕上げたいときにもオススメです。
-
- 寒天
寒天もゼラチンと同じく、スーパーで購入しやすい食材です。
寒天は赤藻類と呼ばれる海藻を原材料としていて、ゼリーの中でも歯ごたえのある食感に仕上がるのが特徴です。
ゼラチンやアガーで作るゼリーよりも固めに仕上がるので、しっかりとした食感を求める方におすすめの材料です。
水
凝固剤と混ぜてゼリー液を作る際に、梅酒の他に水を使います。
水と梅酒と凝固剤を混ぜ合わせて、ゼリー液が出来上がります。
使用する凝固剤によって必要な水分量が変わってきますが、パッケージに基本の量が書いてあるので、よく確認し、表示に沿って作ることをおすすめします。
おおむねゼラチン5gに対し水+梅酒で300~400mlの分量で作ると、市販のゼリーのような弾力に出来上がります。
また、梅酒と水の割合を変えれば、味の濃度を調整することができます。
水と梅酒の割合を1:1にすると、アルコールを感じる、大人向けゼリーに仕上がりますよ。
砂糖・はちみつ
梅酒ゼリーに甘みを出すために、砂糖やはちみつを使用します。
先ほどご紹介した基本分量のゼリー液に対し、50g程度の砂糖を加えるとしっかりとした甘みが出ます。
せっかく手作りするのですから、作っていくときにゼリー液の味を見ながら調整していくことをおすすめします。
自分好みの甘さになる甘味料の分量を控えておくと、オリジナルレシピにもなりますね。
甘みの強い梅酒を使う場合は、元から甘さがあるので砂糖やはちみつを入れすぎないように注意しましょう。
基本の作り方
梅酒ゼリーの作り方はとても簡単です。
基本の作り方を紹介します。
- 凝固剤は、パッケージの表示に沿ってよく溶かす
- 水と梅酒を混ぜ合わせ、鍋や電子レンジ(この場合は耐熱容器に入れる)で沸騰しない程度に温め、1と混ぜ合わせる
- 2で作ったゼリー液に、味を見ながら砂糖やはちみつを加える
- 3のゼリー液をカップに注ぎ、よく冷やし固める
ゼラチン・アガー・寒天のどれを選ぶかで加熱時間や水の量が変わるので、パッケージを確認しながら選んだ材料にあった方法で作っていきましょう。
パッケージの分量で基本の作り方をマスターしたら、水分量を調整してお好みの食感に仕上げるのもおすすめです。
多めの水分量で作った梅酒ゼリーは、とろりとした梅酒を飲んでいるのに近い感覚です。
ぜひ試してみてくださいね。
梅酒のアルコールを残したい、ゼリーが固まらないときは…
「せっかく自分で作るならアルコール感の強いゼリーに仕上げたい」という場合は、調理過程で注意が必要です。
アルコールは、実はゼラチンを使ったゼリーを固まりにくくする性質があります。
ゼラチンの主成分であるコラーゲンが作用してしまうことが原因で、梅酒を温めてアルコール分を軽く飛ばすことで固まりやすくなるのですが、温めを長く行えば、おのずとアルコール感は減ってしまいます。
そんなときは、梅酒を入れるタイミングを工夫しましょう。
基本的な作り方では水と梅酒を混ぜてから使用しますが、アルコールを残したいときは水と梅酒は別々に計量してください。
そして、先に凝固剤と水をよく混ぜ合わせておきます。
溶け残りがないようにしっかりと混ぜてから、梅酒を投入して混ぜ合わせましょう。
この方法で作っていくことで、「ゼリーが固まらない!」という失敗が起きにくくなります。
アガーや寒天の主成分はコラーゲンではないため、アルコールが原因で固まりにくくなることはありません。
ただし、これらはそもそも沸騰したお湯で溶かす必要があるため、ゼラチンで作るときと同じように、水と梅酒を別々に計量し、投入するタイミングを後ろにずらす必要があります。
どの凝固剤を使う場合も、アルコール分を残すなら、梅酒と水は混ぜてしまわず、投入するタイミングを後ろにずらすようにしましょう。
ゼリー大好きなお子様と一緒に楽しむ方法も
梅酒ゼリーを家族で楽しみたいときに、お子様もいらっしゃる場合は、梅酒と水を温める際にしっかりと沸騰させましょう。
沸騰させてアルコール分を飛ばすことで、お子様も召し上がれる梅酒ゼリーに仕上がります。
砂糖やはちみつも基本より多めにしてみてもよいでしょう。
アルコール分を飛ばして風味を抑え、お子様も食べやすいゼリーにすれば、ご家族全員で楽しめますね。
五代庵の梅酒はゼリーにも
梅酒があれば簡単に作ることができる梅酒ゼリー。
五代庵ではさまざまなテイストの梅酒を取り扱ってています。
なかでも梅酒ゼリーにぴったりな、甘みの強めな梅酒を2つご紹介します。
林檎梅酒
国産の林檎ピューレと自社農園で収穫した紀州南高梅を使った梅酒をブレンドしています。
程よい酸味が癖になる一品です。
苺梅酒
苺の王様「とちおとめ」を使用し、甘酸っぱい飲み心地が魅力的な一品に仕上がっています。
寒い季節から春にかけて、苺は旬の季節を迎えます。
苺梅酒を使いながら、季節を感じるのもいいですね。
五代庵では梅ゼリーも販売中
梅干し専門店五代庵では、梅ゼリーも販売中です。
梅菓子の定番である紀州産青梅を丸ごと使った涼梅ゼリーは爽やかなのどごしです。
完熟した香り・肉質ともに最高級の紀州南高梅を梅果汁などを加え、煮詰めてゼリーにした木熟梅ゼリーは、梅のコクとほのかな香りを楽しめる逸品です。
梅干し、梅ジュース、ゼリーをセットにしたギフトもございます。
お中元やお歳暮、内祝いのお返しなどに大変喜ばれますよ。
「梅酒ゼリー」を自分好みに
身近な材料で簡単に作れる梅酒ゼリーは、季節を問わずに楽しめる手軽なスイーツです。
アルコール、風味豊かな梅酒を使うことで、夜のスイーツタイムがよりリラックスした、心地よいものになるとよいですね。
スイーツ作りのなかで、ゼリーは工程も少なく、未経験の方でもチャレンジしやすいのが魅力。
五代庵おすすめの梅酒を使って、好きな味わいと食感の大人ゼリーをぜひ作ってみてください。