香典返しにカタログギフトを贈るメリットデメリット|選び方や人気商品など
「香典返しには消え物がいい」
「香典返しに生ものはNG」
など、香典返しのギフトには様々な決まりごとがあります。
そのため、実際に自分が贈る側になると、何にしたらいいのかわからない…と悩んでしまう方も多いでしょう。
そんな頭を悩ませるギフトの救世主といえば、カタログギフトです。
最近ではギフトの主流になりつつあるカタログギフトですが、香典返しに活用してもOKなのでしょうか?
今回はそんな疑問について、詳しく解説していきます。
目次
香典返しにカタログギフトは贈っていいのか
贈られた相手側が自由に商品を選択できるカタログギフトは、様々なシーンでよく利用されています。
香典返しは色々とルールがある贈答品ではありますが、実はカタログギフトを使ってもOKです。
最近のカタログギフトは香典返し用や法事・法要などにも使えるラッピングが用意されているケースも多く、実際に多くの方が香典返しにカタログギフトを選択しています。
香典返しにカタログギフトを贈るメリット
カタログギフトを香典返しの品にするメリットは大きく4つあります。
ここからは1つずつそのメリットについてご紹介しましょう。
相手の好みを気にしなくてすむ(贈る側)
1つ目は贈る側のメリットです。
香典返しには様々なルールがある上、贈り先の年齢・性別・家族構成もばらばらであることがほとんどです。
お届けする全ての人に都合の良い品物は正直なところなかなか見つかりません。
その点、カタログギフトであれば、受け取った側が自由に商品を選択できます。
香典返しの時期はただでさえ遺族にとって忙しい時期ですので、香典返しに時間を割かなくて良いのは大きなメリットといえるでしょう。
予算通りに選べる(贈る側)
香典返し選びで頭を悩ませる問題の1つが、商品の金額です。
香典返しは基本的に1/3~半返しが良いとされているため、いただいた金額に応じて商品を選ばなければいけません。
全ての方が同じ金額の香典、ということはまずありませんので、必然的に香典返しの品はひとつの種類だけではすまないというわけです。
そこで、カタログギフトであれば価格別にカタログが用意されているため、購入側にとってわかりやすく選択できます。
好きな商品を選べる(受け取り側)
香典返しの定番といえば、タオル・洗剤などの日用品や、海苔・コーヒーなどの食品です。
しかしこれらの商品は香典返しだけではなく、異なるシーンでも一般的に使われる進物のため、もらった側は使いきれず困っているというケースも少なくありません。
カタログギフトであれば、香典返しを受け取ったそのタイミングで欲しいものを自由に選択可能。
受け取る側からすればせっかくいただいたギフトを無駄にすることもなる点が、大きなメリットといえます。
タブー商品を選択することもできる(受け取り側)
香典返しの品において、肉や魚などの生鮮食品はタブーとされています。
その他にも昆布やお酒、食器といったハレの日のイメージが強い商品もNGです。
受け取る側からすれば嬉しい商品も多いですが、喪主の立場からはお届けすることができません。
この悩みを解消できるのが、カタログギフトです。
カタログギフトにはこれらのタブー商品も数多く掲載されています。
喪主側が贈ったのはあくまでカタログギフトであり、贈られてきたカタログから商品を選ぶのは受け取り側ですので、これならお肉などのタブー商品を受け取ることができます。
通常はNGなものも含めて商品を選べるのは、カタログギフトならではといえます。
香典返しの一般的なタブー商品については以下リンク内ページでもご紹介していますので、ご覧ください。
【関連記事】香典返しで定番おすすめの品物を紹介!絶対避けるべきタブーな品物も
香典返しにカタログギフトを贈るデメリット
このように一見するとメリットだらけのカタログギフトですが、もちろんデメリットもいくつか存在します。
ここからは知っておきたいデメリットをご紹介しますので、自分の立場において当てはまるものがないか確認していきましょう。
吟味していないことが相手にバレる
カタログギフトの最大の特徴は、選ぶ側が好きに選択できるというポイントです。
しかしこれは裏を返せば、贈る側が吟味しなくてOKということでもあります。
多くの方は気にしないことではありますが、なかには「相手を思ってギフトを選ぶべき」という考えの方がいるのも現状です。
特にご年配の親族の方ほど相手を思いやる気持ちを大事にする方が多いので、贈り先によっては使用を控えたほうが良いでしょう。
値段が相手にバレる
カタログギフト最大のデメリットともいえるのが「値段バレ」です。
店頭やインターネットで購入できるカタログギフトは便利な反面、調べれば値段がすぐに確認できてしまいます。
またカタログギフトを頻繁にもらう方からすれば、ギフトの内容で大まかな金額もわかってしまうほどです。
元々香典返しは金額の目安が決まっていますが、相手に値段を知られたくないという方は使用を控えましょう。
相手によっては失礼だと思われる可能性も
これは1つ目のデメリットに似ていますが、品物ではなくカタログを送るということが失礼にあたる、と感じる人もいらっしゃいます。
「相手を思いやっていない」「カタログギフトは金券(香典返しではNG品)と同類」など、理由は様々です。
贈り先によっては使用を控えたほうがよいでしょう。
ただ正直なところ、香典返しの贈り先の人柄について全てを把握しているというケースはそこまでありません。
メリットとデメリットを比べて、自分にとって最適な返礼を選択するのがベストです。
香典返しに贈るカタログギフトの選び方
カタログギフトといえば華やかな表紙のものが主流となっています。
忌明け(仏式でいう四十九日の法要が終わること)の贈り物とはいえ、香典返しはあくまでも弔事の一部です。
最近では香典返しに活用できる表紙が落ち着いたタイプや、「香典返し用」「弔事用」と用途別のカタログを用意している業者も少なくありません。
香典返しにカタログギフトを利用するのであれば、そういった配慮が可能な業者を選択することをおすすめします。
香典返しの人気商品は?
ここからは参考として、香典返しの人気商品をご紹介します。
香典返しには「消え物」といって、消費してしまえる物を贈るのがマナーです。
消費できる贈り物として日用品や食品が定番となっています。
日用品の定番はタオルや洗剤です。
タオルは今治産などのブランド品で肌触りや品質の良いものが人気で、白やグレーといった落ち着いたデザインがよく選ばれます。
洗剤は洗濯用洗剤、食器用洗剤共に定番です。
なかにはスポンジなどとセットになったギフトもあり、そちらも人気が高くなっています。
食品の定番は海苔やスイーツ、飲料であればお茶、コーヒー、缶ジュースなどです。
お菓子は和菓子と比べると贈る人を選ばないクッキーなどの洋菓子が人気。
また、食品はできるだけ個包装になっているものを選びましょう。
例えばジュースであれば飲みきりサイズの詰合せをチョイスすると、お届け先が消費に追われることもありません。
香典返しの定番商品については以下の関連記事でもご紹介していますので、合わせてご覧ください。
【関連記事】香典返しで定番おすすめの品物を紹介!絶対避けるべきタブーな品物も
カタログギフトではなく自分で選びたい人は
「カタログギフトは便利だけど、やっぱりお返しの品は自分で選びたい」
そんな方には五代庵の梅干しがおすすめです。
ここからは香典返しにおすすめの、五代庵自慢の梅干し商品を3点ご紹介します。
紀州五代梅の心 10個 木箱
大粒でハリのある紀州五代梅を使って作り上げたはちみつ梅干し「紀州五代梅の心」です。
通常の2倍漬け込み期間を設け、たっぷりと甘みを含ませました。
ふっくらとした梅干しは1粒ずつ個包装し、上品な木箱に詰め合わせています。
紀州五代の夢想 10粒
甘みの強い「紀州五代梅の心」と、こんぶ梅干し「紀州五代梅の夢」を各5個ずつ詰め合わせたセットです。
上品な2種類の味を堪能いただけると、人気の商品となっています。
様々な味を楽しんでいただきたいお相手に、ぜひご利用ください。
梅干・ジュース・ゼリーセット
梅干しが苦手な小さなお子様でもお楽しみいただけるジュースや、清涼感あふれるゼリーを梅干しと共に詰め合わせたギフトセットです。
ご家族向けはもちろん、梅が好きなお相手にもぴったりな商品となっています。
香典返しにカタログギフトを選ぶならよく検討を
贈る側にとっても受け取る側にとってもメリットの大きいカタログギフトですが、同様にデメリットもあります。
商品を選ぶことは大変な作業ですが、香典返しは故人に対して香典をお供えくださった方へ感謝の思いを伝えるギフトです。
香典返しが持つ意味を考え、ご自分にとってどの選択が正しいのかをよく考えて選びましょう。
紀州梅専門店 五代庵では、香典返しや仏事の引き出物はもちろん、快気祝いや結婚のお祝い、出産の内祝い、父の日や母の日などの行事にもご利用いただける梅ギフトを取り揃えています。
志や満中陰志といった表書きの短冊のし、手提げ袋、挨拶やお礼の気持ちを添えるカードなどを無料でご用意しております。
1配送あたりの注文の金額が6,480円以上であれば、日本国内どこへでも送料が無料となりますので、ぜひご利用ください。