梅科学研究所の研究についてのご紹介
日本人はカルシウム不足
飽食の時代を迎えているこの日本で唯一不足している栄養素が「カルシウム」です。特に最近では中年女性のあいだで骨粗しょう症 (Osteoporosis)になる方が増加し、社会問題になっています。カルシウムは、その存在形式によって体内への吸収率が異なり、例えばホウレンソウからはわずか5%しか吸収されないといわれています。しかも食品中に含まれるリン酸などの共存物質によって、カルシウムの吸収が影響を受けることも分かっています。
クエン酸カルシウムのメリット
そのために、安全で吸収率の高いカルシウム製剤の開発がさまざまな研究機関で行われています。クエン酸カルシウムをカルシウム・サプリメントとして摂取した場合、一般に市販されている炭酸カルシウムをベースとしたカルシウム・サプリメントと比べて、カルシウムの利用性が高いことも多くの論文で報告されています。
梅酢カルシウムの開発
そこで当研究所では、梅酢に多く含まれるクエン酸とホタテ由来の炭酸カルシウムを結合させた「梅酢カルシウム」を開発しました。この「梅酢カルシウム」は、主成分がクエン酸カルシウムであり、その他天然由来原料である梅由来の成分(リンゴ酸やミネラル類など)を含んでいるため、カルシウム・サプリメントとしての有益な効果があるのではないかと考え、ラットを用いてその利用性について検討しました。その結果、「梅酢カルシウム」は通常の炭酸カルシウムに比べて、ラットの骨密度を増加させる傾向があることが分かりました。また、梅酢カルシウムの摂取は、カルシウム以外のミネラルの利用性を高める可能性があることも示唆されました。(京都大学農学部・松井助教授との共同研究)
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